インプラントにかける想い・理念

歯を失ってしまった患者様に、欠損を補う中で一番おすすめしているのが天然歯に一番近い状態を作ることのできるインプラントです。現在は成功率も98%と安全性も上がってきており、安心してお勧めできます。
残っている歯をいかに残せるかを考えると、自立しているインプラントという選択肢は、今ある中で一番の選択肢と言えると思います。
また、「インプラントは一生ものですか?」という質問をいただくのですが、そうではありません。
インプラントは天然歯に近い構造をしている為、インプラントも他の歯と同じ様に、正しく予防、ケアを行わなければ歯周病にもなり、また同じ様に失ってしまうことになります。
当院では、ただインプラントを打つだけではなく、そこからより良い口腔内の健康を作っていく為の最善の治療を行います。

治療の流れ

STEP1
カウンセリング

ご相談などございましたら、お気軽にお話しください。当院は4種類のインプラントメーカーを採用しており、治療期間・価格がそれぞれ違います。患者様のお口の状態、治療期間のスケジュールをお伺いしながら、インプラントメーカーを決定していきます。

STEP2
検査・診断

通常の治療と同じお口の状態の検査に加えて、インプラント治療に必要な歯科用CTの撮影などを行い、患者様ごとの資料を作っていきます。

STEP3
治療計画

患者様のお口の状態を詳しく検査した後、インプラントが何本必要なのか・他に必要な手術があるかどうかを患者様に詳しく説明しながら治療内容を確定していきます。患者様にしっかりと確認ができましたら、いよいよ治療を始めていきます。

STEP4
一次手術

インプラントシステムの土台となる人工歯根を正確な位置へ埋める手術を行います。骨と結合するまで数日で完了するものから、半年以上かかるものまでお口の状態やインプラントメーカーにより様々ですが、インプラント協会認定医が検査・診断を基に、万全の状態で行います。

STEP5
二次手術

土台のインプラントシステムの設置が終われば、歯茎の形を整えるための一時的な土台(アバットメント)をまず装着します。そして、最終的な人工の歯を装着をして手術は完了です。お口の状態を見ながら、残っている自然歯にも優しい、機能的にも審美的にも美しいインプラントの設置が出来るように一つ一つ丁寧に行います。

STEP6
メンテナンス

インプラントは歯ととても良く似た構造をしています。なので、歯周病等によって、折角施術したインプラントが駄目になってしまうことがあります。歯を再び失うことの無い様に、当院では必ず三ヶ月から六ヶ月に一度の定期検診を受診頂いております。定期検診をきちんと受けていただくことで、インプラントシステムの保障を受けていただくことができます。

徹底した感染対策

当院ではインプラントに限らず、感染・事故のない治療を行うために、徹底した感染予防対策を行っています。
使用する医療器具は、タービン等の切削機具を含め全て滅菌し、お客様一人一人に対して一つの滅菌パックに入れてご用意しております。
お客様が直接触れるものは使い捨ての物を使い、使い回しは致しません。
また、スタッフの手洗いや各洗浄にはBK-HTを使用し、殺菌力の極めて高い次亜塩素酸水の洗浄によって院内感染対策にも努めております。

正しい診査・診断

CTやレントゲン、模型を用いた事前のシュミレーションシステムを併用して最善の治療法を患者様と共に選択していきます。
しっかりとした事前対策により患者様一人ひとりに合った治療を行います。

当院が採用している
インプラントメーカー

ストローマンインプラント

ストローマンインプラント(スイス)は、世界No.1のシェアを持っています。
チタンインプラントであり、表面形状はSLAサーフェイスという、今最も世界で評価の高い表面形状をしています。
最も早く強固に結合し、骨が減りにくく、歯周病にも強く、長持ちするということが挙げられます。
世界だけでなく、日本においてもシェアNo.1です。
成熟骨だけでなく抜歯即時やスプレットクレフトなどの骨造成を行ったケースに用います。

Zimmer

Zimmerのカルシテックインプラント(アメリカ)で、ここは元々医科のメーカーであり、表面性状は、チタンにHAコーティングされており、骨伝導能があり、骨造成が必要な場合に向いております。
複数のインプラントシステムを取り扱う理由は、様々なケースに適応するためです。
特に上顎などで、日本人は骨が薄くて少ない場合が多く、かなりの確率で、ソケットリフト、サイナスリフトと呼ばれる骨造成が必要になります。
そんな時には、こちらのカルシテックインプラントが向いていると考えています。

ノーベル・バイオケア

ノーベルバイオケアはブローネマルク博士が発見した骨と結合する近代歯科インプラントを世界で初めて製品展開した、インプラントシステムのパイオニアです。世界で最も長期の臨床実績を誇るブローネマルクシステムをはじめ、革新的なインプラントボディーデザインを持つノーベルアクティブ等を採用しており、様々な症例に対応することができる上、安定性の高い構造上他のものより施術期間も短期間で進めることが可能です。

Dentium

2000年に設立以来、世界中で採用されているDentiumインプラントも採用しております。表面形状はSLAサーフェイスにより、迅速な骨形成が可能でありながら、他のインプラントと比べて安価なラインナップを持っているインプラントシステムです。Dentiumインプラントの保障期間は5年です。必ず、定期検診を受診してください。

麻酔担当医との連携による静脈内麻酔

恐怖心の強い人でも安心できる、静脈内麻酔を採用しております。患者さまにご負担が少なくなるように心がけております。ご不安な点はお気軽にお尋ねください。 手術時は、麻酔担当医が患者様の状態を見ながら、適切に麻酔を行います。 安心して手術に臨むことができます。

より成功に導くための
オプションも充実

サイナスリフトとソケットリフト

サイナスリフトは歯が生えていた部分の側面の歯ぐきから施術を行い、ソケットリフトは歯の生えていた部分、もしくは歯を抜いたときはその穴から施術を行う骨造成の方法です。
サイナスリフトは骨の厚みが5~8mmよりさらに少ないときや、多数の歯が欠損しているときに行います。
サイナスリフトは骨が固まるまで時間を必要とし、骨移植とインプラント埋入を別々に行うため、植からインプラント埋入、さらに歯が入るまでに4.5~8ヶ月かかります。
ソケットリフトは、しっかりとインプラントが固定できるだけの骨の厚み(最低5~8mm)がないとできませんが、骨の移植と同時にインプラントを埋入することができ、サイナスリフトと比べて短い期間で施術することが可能です。また体への負担も少なく、腫れや痛みがほとんどありません。

GBR法

GBR(Guided Bone Regeneration / 骨誘導再生)法とは、欠損し、インプラント治療を行うために足りない歯槽骨や顎骨などの骨組織を人工骨を利用し再生を促す治療方法です。インプラントの土台を施術後、インプラントを支柱にし、生体材料でできた人工メンブレン(専用の膜)で人工骨で補強した部分を覆い再生を待ちます。

ピエゾサージェリー

ピエゾサージェリーは、三次元超音波振動を利用することで切削部分の長さ・深さを正確にコントロールが可能な手術機器です。 これにより、インプラント手術時に必要な自家骨の骨移植、切削を安全に素早く、従来より患者様への負担が少ない状態で行うことができます。

ガイデッド・サージェリー

インプラントをする前には必ずCTを撮影します。そしてその3次元的なCT画像を診断し、インプラントを入れる理想的な位置を計画することができても、実際に手術でその位置にインプラントをどれだけ正確に入れられるかは、歯医者の腕にかかっています。インプラントを骨に入れる時に絶対に傷つけてはいけない神経や感染しやすい部位もあります。そこで、コンピューターでその正確性を高める技術がコンピューター・ガイデッド・サージェリーです。 この方法でインプラントを埋入した場合、位置の誤差は平均0.74mm、先端の位置の誤差は0.85mmまで抑えることができます。 当院で採用しているのは、インプラントで世界最高の水準とシェアを誇るスイスのストローマン社の物であり、精度が高く信頼できるシステム、Straumann Cares ガイデッド・サージェリーです。

治療の流れ

STEP1
模型作成

まずお口の型を採って石膏の模型を作ります。

STEP2
CT撮影

そのテンプレートをお口につけて CTを撮影します

STEP3
診断

撮影された3次元的なCT画像を診断します。コンピューター画面上で、理想的な位置に歯を作るのにその下に十分な骨があるか確認できます。人工的に骨を再生させる必要があるのかを検討したり、骨の状態に合わせて予定のインプラントの位置や角度を微調整させます。

STEP4
テンプレート作成

CTに映る特別な素材を使ってテンプレート(歯に被せて固定するマウスピースのようなもの)を特別な機械を使って作成します。

STEP5
インプラント・コアの埋入

その手術用のテンプレートにはスリーブ(筒状の構造)があって、ドリルやインプラントをスリーブに通すだけで、コンピューター画面上で予定していた位置に正確にインプラントが埋入されます。

STEP6
インプラント・クラウンの取り付け

治療を待って従来通りにインプラントに人工の歯が取り付けられます。

​インプラントの代金

以下の各項目の合計金額が、
そのまま料金になります。

1.インプラントシステムの代金

インプラントメーカーによって異なります。二つを合わせた代金をご案内します。

2.コア(アバットメント)の代金

3.クラウン(冠の部分)の代金

素材によって異なります。目に見える、人工の歯の部分なので、審美性・機能性に関わります。
それぞれの性質を解りやすくご案内します。

4.オプション料

患者様のお口の状態によって必要になる施術や、
鎮静麻酔一式等患者様の負担を少なく施術を
行うためのオプションの料金です。

インプラントシステム + コアの料金

ノーベルバイオケア

¥250,000

※保険適用外

世界で最も長期の臨床実績があり、様々な症例に対応することができます。
安定性の高い構造上、他のものより施術期間も短期間で進めることが可能です。

ストローマン

¥200,000

※保険適用外

最も早く強固に結合し、骨が減りにくく、歯周病にも強く、長持ちします。
成熟骨だけでなく抜歯即時やスプレットクレフトなどの骨造成を行ったケースに用います

Zimmer

¥200,000

※保険適用外

表面性状は、チタンにHAコーティング、骨伝導能があり、骨造成が必要な場合に向いております。
ソケットリフト、サイナスリフトを用いた施術に向いています。

Dentium

¥100,000

※保険適用外

世迅速な骨形成が可能でありながら、他のインプラントと比べて安価なラインナップを持っているインプラントシステムです。

ジルコニアコア

¥70,000

※保険適用外

金属アレルギーの心配がありません。電磁波を集めるアンテナの役目をすることもなく安全です。
色も白色で審美性も高く、歯肉への親和性も高いです。

クラウンの料金

ジルコニアクラウン

¥150,000

※保険適用外

当院でインプラント施術時に勧めているのは、ジルコニアです。 審美性が高く、割れにくく水分を吸わないため、残った自然歯にも優しいです。

ゴールドクラウン

¥100,000

※保険適用外

ジルコニアより安価であり、他の金属素材と比べて耐久性や自然歯への影響も良いです。

オプションの料金

GBR法

¥50,000〜

※保険適用外

欠損し、インプラント治療を行うために足りない歯槽骨や顎骨などの骨組織を人工骨を利用し再生を促す治療方法です。

サイナスリフト

¥200,000

※保険適用外

骨の厚みが3~5mmよりさらに少ないときや、多数の歯が欠損しているときに行います。骨移植とインプラント埋入を別々に行うため、期間を要します。

ソケットリフト

¥50,000

※保険適用外

骨の厚みが最低3~5mmないとできません。
骨の移植と同時にインプラントを埋入するため、短い期間で施術することが可能です。
また体への負担も少なく、腫れや痛みがほとんどありません。

ガイデッドサージェリー

¥50,000 + ¥5,000 / 本

※保険適用外

3次元的なCT画像を診断し、理想的な位置へ正確にコンピューターでインプラントを施術する技術です

静脈内麻酔一式

¥100,000

※保険適用外

世界で最も長期の臨床実績があり、様々な症例に対応することができます。
安定性の高い構造上、他のものより施術期間も短期間で進めることが可能です。

10年保障

上記の条件をお守りいただくことを前提に、 当院で診療した部位の保証をさせていただきます。

  • 十分な口腔清掃
  • 定期メンテナンス

定期検診・予防歯科による口腔内の健康の重要性

インプラントは天然歯と非常によく似た構造をしており、一生ものではありません。一度失った歯をまた再び同じように失わないためにも、正しくケアして歯周病や口腔内のあらゆるトラブルから守っていかなくてはなりません。 必ず正しくメンテナンス、アフターサポートを受けてください。

詳細はこちら

インプラント周囲炎

ほっておくと危ない、
インプラント周囲炎の危険性

毎日のケアや定期検診を怠ると、歯垢(プラーク)が溜まります。プラークによって歯周病原細菌の増殖が起こり、歯周病になってしまいます。インプラントの周りの組織は通常の歯の周囲とかなり似ている構造をしていますが、インプラントの周囲の組織は炎症に対する抵抗性が非常に少なく、インプラント周囲炎を引き起こしてしまいます。

インプラント周囲炎の症状

インプラント周囲粘膜の発赤(皮膚の一部が赤くなった状態)、痛み、歯茎の腫れ、出血、膿が出る、歯茎の腫れ、インプラントと歯茎の間の溝が深くなる、歯茎の退縮(歯茎が痩せる)、インプラントの脱落のような症状が見られますが、歯周病と同じく自覚症状が出にくく、痛みなどの症状を感じた時には重症化している時がほとんどです。

インプラント周囲炎は早めに治療を

自然に治癒することはないので、早めにご相談して頂き、適切な処置を受けてください。炎症が大きくなると、インプラントを摘出しなければならなかったり、インプラントが抜け落ちるだけでなく、他の健康な歯や身体全体に悪影響を及ぼします。